GitLab Pagesを利用すると、無料でウェブサイトを公開することができます。 しかし、ウェブサイトを全世界に公開しないで、特定のユーザーにだけ公開したい場合もあると思います。
GitLab Pagesを利用すると、無料でウェブサイトにアクセス制限をかけることもできるので、ウェブサイトを特定のユーザーにだけ公開するができます。
動作確認バージョン
この記事の内容は GitLab.com で動作確認をしています。 動作確認を行ったバージョンは以下のとおりです。 バージョンによっては、動作や表示に違いが発生する場合があるのでご注意ください。
GitLab.com のバージョンは、ログインしている状態でヘルプページにて確認できます。
- GitLab Enterprise Edition 13.2.0-pre 27de6b42eb4
GitLab Pagesでウェブサイトを公開する
はじめに、GitLab Pagesでウェブサイトを公開する必要があります。 GitLab Pagesでウェブサイトを公開する方法はこちらの記事を参考に行ってください。
アクセス制限の設定を行う
アクセス制限を行うにはまず、プロジェクトのサイドメニューの 設定 > 一般 をクリックします。 続いて、可視性、プロジェクトの機能、権限 セクションの ページ の設定を プロジェクトメンバーのみ
に変更し、変更を保存 をクリックします。
Pagesのアクセス制御設定
以上でアクセス制限の設定は完了です。
アクセスを許可するユーザーの設定を行う
アクセス制限をかけたウェブサイトを表示できるのは、プロジェクトメンバーのみ
です。
そのため、ウェブサイトの表示を許可したい相手には、はじめに GitLab.com のアカウントを取得してもらう必要があります。 GitLab.com のアカウントは無料で取得できるので、こちらの記事 を参考にしてアカウントを取得するように依頼してください。
プロジェクトにメンバーを追加するにはまず、プロジェクトのサイドメニューの メンバー をクリックします。 続いて、 GitLabメンバーまたはメールアドレス に、プロジェクトに追加するユーザーを入力し、招待 をクリックします。
プロジェクトにメンバーを追加
反対にプロジェクトのメンバーから削除する場合は、メンバー一覧の右側にあるゴミ箱のアイコンをクリックします。
プロジェクトからメンバーを削除
以上でアクセスを許可するユーザーの設定についての説明は終了です。
アクセス制限した場合の動作を確認する
アクセス制御したウェブサイトにアクセスするとどのような動作をするのか確認してみましょう。
GitLabにログインしていない状態で、GitLab Pagesで公開しているウェブサイトにアクセスすると、ログインページにリダイレクトされます。
ログイン画面
GitLabにログインしている状態であっても、プロジェクトのメンバー以外がウェブサイトにアクセスした場合は、下記のようなエラーページが表示されます。
エラーページ
以上でアクセス制御したウェブサイトにアクセスした場合の動作説明は終了です。
まとめ
GitLab Pagesを利用すると、簡単に、しかも無料でウェブサイトにアクセス制限をかけることができます。
特定のユーザーにだけウェブサイトを公開したい場合に便利な機能なので、ぜひ活用してください。
カバーイメージの提供: Joshua Earle on Unsplash